挫折亭画像帳
ブダペストで「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮した際、オーケストラのコンサートミストレス(女性のコンサートマスター)は、当時弱冠19歳のワンダ・ウィウコミルスカ。しかし、彼女は退屈しついうとうとしてしまい、それを見たクレンペラーは思わず怒鳴った。「とっとと帰れ!ワーグナーはガキの音楽じゃねぇんだ!」(多分、自分でも同じことを叫ぶだろう・・・)
「確かに指揮のテクニックに弱いところもあったが、ドイツの楽員は棒さばきの巧拙だけでは動かない。若杉は音楽にとどまらず、ドイツの文学や演劇、絵画などに関し我々よりも博識で、何を訊いても的確な説明が返ってくる。その博覧強記が楽曲解釈の深さ、ドイツ音楽への傾倒と表裏一体のものであることをみな知っていたから、若杉の指揮には付いていけた。チェリビダッケも日本の”哲人指揮者”には一目置いていたため、毎シーズンの客演が実現した」
チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルの首席ファゴット奏者フリードリヒ・エーデルマンの談話を、CDのライナーノートで、音楽ジャーナリストの池田卓夫氏がこのように紹介する。

・セラピー?(Therapy?)
アイルランド出身のバンド。90年代にロッキング・オンあたりで記事をよくみた記憶が。

・10,000マニアックス(10,000 Maniacs)
美しい女性ボーカルが印象的なUSオルタナバンド。ああ、記者も1枚シングル持ってる……。

・テクノトロニック(Technotronic)
ベルギーが生んだハウス系ダンスユニット。90年代のクラブ文化の象徴、つまり、今はもう。

・ペリー・ファレル(Perry Farrel)
カルト的な人気のあったジェーンズ・アディクションのフロントマン。ソロは微妙なの?

・イーグルス(Eagles)
ご存知、「ホテル・カリフォルニア」。でも無名曲やアルバム曲を聴きたいかというと……

・シェイメン(Shamen)
90年代初期に人気だったUKのハウスユニット。90年代ハウスというのは、今では厳しいよね。

・ジェシカ・シンプソン(Jessica Simpson)
R&B系のサウンドで大ヒット、のちにカントリー・ミュージックを経て今ではゴシップ女優。

・808 State
「やおや」なんて言われて親しまれたUKハウスユニット。ビョークとのコラボもある、のに。

・スウェード(Suede)
90年代には日本でも大人気だったロンドン出身のバンド。2000年に入り急激に人気が失墜。

・メン・アット・ワーク(Men at Work)
全米で2度、シングルでNo.1になった豪州出身のバンド。1985年に活動停止、忘れられた?

・K.D.ラング(K.D.Lang)
カナダのシンガーソングライター。カントリー系ゆえロックファンからは冷たい評価。

・もう一回イーグルス
大事なことだから2回言いました、的な。気持ちはわかる、うん。

・ジャーニー(Journey)
30年以上活動する古株バンド。何度もボーカルを交代させていて、不調時の作品はキツイ。

・ボズ・スキャッグス(Bozz Scaggs)
ボビー・コールドウェルと並ぶ、AOR(大人ロック)を代表する歌手。車のCMなどで流れた。

・C+C ミュージックファクトリー(C+C Music Factory)
エビバデダンスナウ!! がヒットしたのは91年。ヒップホップがおしゃれだった、あのころ。

・コレクティヴ・ソウル(Collective Soul)
94年にヒットを飛ばしたアメリカのオルタナバンド。オルタナっていう言い方が既に……。

ほかにも「アラニス・モリセット」「ジャネット・ジャクソン」「ホイットニー・ヒューストン」「スティング」などの名前も見えます。なつかしの「シャンプー」もあるなあ……。「無名パンクバンドのコンピレーション(Obscure Punk Comps)」「時代遅れとかダサいサントラ(Lame/Sucky Soundtracks)」、それは確かに。そして、とどめの1行――「90年代バンドほとんど(Most 90s Bands)」

さて、ここ最近、シカゴのある中古レコード屋さんがフェイスブックに公開した画像が、アメリカを中心にちょっとした話題になっています。それは、「THE DO NOT NEVER EVER BUY LIST(絶対ゼッタイ買い取っちゃダメなCDリスト)」というタイトルのシート。

つまりこのお店がアーティスト名を思いっきり名指しで「持ち込まれても買うんじゃねーぞ」とバイトくんなんかに指示している、というわけ。ノットにネヴァーにエヴァーまでつけて、もう思いっきり強調しまくりで。

でも確かに気持ちはわかる! 若気の至りで買っちゃった××や○○はたぶんどんなお店も買い取ってくれないね……みんなもそういうCD持ってるよね!? ただ、みんなが心にこっそり抱いているそんな「ダメの基準」が、ショップの側から文書の形で出てくるっていうのはじつはかなり珍しいことだったりします。

2005年より、ドイツのSPVレーベル内、Revisitedよりそれまでのアルバム作品(Wahnfriedやボックスセットのばら売りを含む)をリマスタリング、およびボーナストラックを追加しての再発が開始され、これまでに30作品以上がリリースされた。オリジナルでは収録時間の都合でカットされた部分の復活や、同時期に収録された特別な音源、DVDによる貴重なライブ映像など、内容としては充実したものになる筈であった。しかし、これらはLe Moulin de Daudetなどごく一部を除いてほぼ全てでリマスタリングの段階で、素人でも気付くような通常ではありえないミスを多く犯し、中にはMirageのようにCDの交換に至るほどの致命的な欠陥すら発生していたが、再発盤ではそれすら完全には修正されていない。具体的には下記のような問題が発生した。

  • 録音レベルに異常なリミッターをかけたことによる歪み、音割れ (ほぼ全て)
  • 全編にわたるノイズ (Mirageほか一部作品)
  • ブツリ、と一瞬音が途切れる (Mirage)
  • 無理矢理なクロスフェイド編集 (Dreams)
  • ボーナストラックを収録するために曲順を入れ替える (Audentity)
イギリス発のシック(Schick)は、元々イギリスの武器メーカーであったウィルキンソン・ソード社(Wilkinson Sword:1772年ロンドン
創始)から派生してでき、現在の所有者はアメリカの電池メーカーであるエナジャイザー・ホールディングスになっています。
元々はヨーロッパで「刀剣」を作っていたメーカーなのです。
日本ではシック・ジャパンというエナジャイザーの子会社の会社が製造しているのでシック(Schick)という商品名ですが、
ヨーロッパではウィルキンソン・ソード社(Wilkinson Sword)という名称で販売されています。
ヨーロッパ人が素晴らしい景色を見て、千万無量の内容を伝えようと、言葉を費やしているとき―

「この景色を見てまず思い出すのは、ユトレヒトで、ユトレヒトといえば、イスパニア継承戦争の和平条約が一七一三年の四月一一日に調印されたところ。もっとも、あの川などはむしろ、ガダルキビール川に似てないこともない。シェラ・デ・カソーラに源を発し南西に流れ、やがて大西洋に注ぐガダルキビール川、全長六五〇キロメートル。ああ、大河よ・・・・・・たしかパスカルはこう言ったっけ? ・・・・・・『大河は進みゆく道にして・・・・・・』」

このようなもったいぶった言い方を、英国人は決してしない

控えめなんですね(^^ )

同じこの川を見て、英国人ならこう言う―

「きれいね」
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辛口の文明批評・・・とは言い過ぎかな、まあユーモアのある風刺だね。クロード・ミケシュのエッセイは風刺といってもどこか愛のある印象で、好感が持てるものだよ。
このなかに、ちゃんと英国人の控えめな表現という点についてもページが割かれている。
たとえば、英国人なら、強風が根ごと大木を倒し家の屋根を吹っ飛ばしたときも、「ちょっとすずしいですな」と言い、森で道に迷って7日目、救援隊の姿も見えず、自分を狙っている狼が6匹に増えたときも、英国人は「ちょっと心配になった」と言う程度である・・・
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アメリカ人の東洋文学者ドナルド・キーンの音楽エッセイを読んでいたんですけど・・・

ああ、あのひとは若いころからオペラに親しんできたひとだから、とても興味深い話が読めるよね

・・・1952年にロンドンのコヴェント・ガーデン歌劇場でマリア・カラス主演のベルリーニのオペラ「ノルマ」を観たときの話があったんですよ

1952年といえば、マリア・カラス(注;ひばりじゃないよ)の最盛期だね

ええ、それはことのほかすばらしい上演で、幕が下りた後興奮して拍手喝采していて、ふと臨席の男性を見ると、「右手で左の上膊を軽くたたく程度で満足している」のに気が付いたんだそうです・・・

そのあからさまな感激の欠如にカッとなったわたしが、「これほどの舞台でも不満なのですか」とつめ寄ると、件の紳士は「いぜんのんびりと腕をたたきながら答えたものである。「これまで聴いたことのないほどの、まったく最高の公演でしたな」と。そのとき、世にいう、“イギリス人の慎み”がいかなるものか、ようやく分かったような気がした
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”7月19日(1940年)光輝ある日本建国、二千六百年祭を奉祝する「奉祝楽曲」は、世界一流の作曲家達に
より献呈される筈であるが、そのうちのリツヒアルト・シユトラウス作曲の「祝典音楽」及びジャック・
イベエル作曲の「祝典序曲」が夫々到着した。(中略)八月十日頃にはイギリスのベンジヤミン・ブリテ
ンの新作が到着し、九月にはイタリアの巨匠ピツエツテイの大作が完成される予定である。

12月16日「紀元二千六百年奉祝音楽祭」の為のリツヒアルト・シユトラウスの「祝典音楽」(中略)の
総合練習演奏会は、午後六時より赤坂三会堂で行われた。(中略)ベンヤミン・ブリテンの曲は、都合に
より中止された。”

その当の曲がこの「シンフォニア・ダ・レクイエム」、ブリトゥンの傑作純器楽交響曲である。大日本
帝国政府は、祝典にレクイエムとはなんたること、と受け取りを拒否した。結局初演はニューヨークで
バルビローリにより行われた(CD化している、上記)。一方、シュトラウスは早々と豪華装丁の総譜に
慇懃無礼ともとれる長々しい献辞を付けて送って来た。 ”全体の基調をなす日本的主題には十四個の低
音ゴングが指定されている為、打楽器奏者により特に池上の本門寺、音羽の護国寺、芝の青松寺、鶴見
の総持寺、浅草の妙音寺などから夫々ピツチの異なる秘蔵の鐘(いずれも江戸の名鐘として音に聞こえ
たもの)が借り集められた。”

ブリテン